HISTORYダイヤブロックヒストリー

  • 1955.

    • 意外なダイヤブロック誕生のヒントから商品化へ。 ダイヤブロック創世記の試行錯誤がここにありました。

      ダイヤブロック誕生。発想の転換で鉛筆キャップからブロックへ
      ダイヤブロックの原型となったのは、実は鉛筆のキャップでした。当時の小学生は学校に行くとき家で削った鉛筆の先が折れない様にキャップをかぶせて行くのが一般的でした。通常、鉛筆は黒の鉛筆と赤鉛筆をセットで使っていたので、二本を同時に収納出来る鉛筆キャップがあれば売れるのではないか…と開発されたのが、ダイヤブロックの元となった鉛筆キャップでした。
    • 災い転じて…?

      ところがこの二本用の鉛筆キャップはあまり売れずに大量の在庫を抱えてしまう事になります。困った社員は、このキャップを他の何かに使えないか…!とアイデアを募ります。そして生まれたのがブロックキャップでした。現在のブロックの様につなげてあそべる形状に着目し、改めて店頭で実演販売をしたところ飛ぶ様に売れる大ヒット商品となり、これがダイヤブロック開発へのヒントとなりました。いろいろな物を組み立てて何度も遊べるブロックキャップでしたが、突起が2つだけでは表現に限界があり、組み立て玩具としては不完全な物でした。そこでさらに遊びやすく改良し、玩具として使いやすい形に生まれかわったものがダイヤブロックの原型だったのでした。
  • 1962.

    • 初代ダイヤブロック発売。透明パーツのダイヤモンドの様な美しさから『ダイヤブロック』と命名

      鉛筆キャップを改良した「ブロックキャップ」をもとに生まれたダイヤブロックは1962年10月に発売開始されました。初代のものは白以外はすべて透明のカラーリングなのが特長でした。美しい透明のブロックで作った作品がまるでダイヤモンドのようだった事から『ダイヤブロック』という名前が付けられました。今でもキラキラかがやく透明部品はダイヤブロックの大きな特長の一つです。
  • 1966.

    • ダイヤブロック初のモデルセット発売

      ダイヤブロックで最初の組み立て説明書が入ったシリーズがモデルセットでした。プラモデルをヒントに家や建物が作れる部品と組み立て説明書をセットにした物でした。今では当たり前のセット構成ですが当時の組み立て玩具としては画期的な物だったようです。最初に作られたのが赤い大きな三角屋根が特長の「モデルハウスNo.1 ロッジセット」です。この頃の説明書は下から一段づつ設計図のような平面図が描かれたもので、今のCGで描かれた物とはだいぶ違います。
  • 1967.

    • パパの夢も叶えちゃう?世相を表したマイホームブロックの登場

      昔のダイヤブロックをご存知の方にお聞きすると必ず登場するブロックが「サッシ」のブロックです。当時「マイホーム」「ベッドタウン」などという言葉が流行し、マイホームを建てるのがサラリーマンの夢…という時代でした。その中発売されたのがダイヤブロック「3LDKセット」です。その中に入っていたのが「サッシ」ブロックです。住宅が古い日本家屋から団地など新しい建築様式にめまぐるしく変わっていた頃で、そのなかでも新しい住宅の象徴の一つが「サッシ」だったのでしょう。「サッシ」ブロックは大人気となりこのブロックだけでの別売りもされました。
    • 当時のブロックとしては画期的な、モーター付きモデルの登場

      ダイヤブロックに初めてモーターが入ったのが1967に発売された「風車セット」でした。モーターで単純に風車が回るだけのシンプルな商品でしたが、自分で作った風車が動くというのは当時としては新しいコンセプトでした。その後オルゴール付きの「オルゴール風車」(写真)も登場しており、「カラスの赤ちゃん」等4曲演奏出来るものになっていました。「走る戦車セット」という商品も同時期に発売されています。こちらはモーターで自走する戦車で、壁にぶつかると自動的に方向を変えるノンストップ機構が付いていました。
  • 1968.

    • こんなものまでブロックに…異色の国会議事堂モデルを発売

      歴代のシリーズの中でも異色のラインナップがこの国会議事堂。国会議事堂をモチーフにした商品なんて後にも先にもこの商品ぐらいではないでしょうか?実際の建物はグレーですが、この商品では白で再現されており、印象としてはアメリカのホワイトハウスに近い感じですね。大量の白ブロックで構成されたこのセットには国会議事堂の建築的な説明まで記載されており、玩具というより建築模型といった趣がありました。この商品は2006年に復刻され、トイザらスでの限定販売もされました。
  • 1970.

    • ブロックで動きをプログラミングする。常識を覆した「プログラムカー」の誕生。

      「ブロックで組み立てるのはカタチ」という常識を覆した商品が登場しました。この商品はブロックで車の形も作りますが、その車がどう動くかをブロックでプログラミングする事が出来ました。車体前部のボンネット内部にプログラミング用のドラム型部品があり、そこへ小さなブロックをセットする事で、曲がる位置やライトの点滅、停止等のアクションをプログラムする事ができました。この仕組みはその後も様々な玩具で使われ、プログラミングできるブロック玩具の元祖となった商品です。
  • 1971.

    • 人形とブロックの出会い…「わたしのおうち」

      ブロックに初めて人形がセットされたのが、この「わたしのおうち」という商品です。当時の人形は現在のものとは大きく違っており、独特の三角錐のボディーに手足が付いているスタイルでした。ブロックに人形をセットする事で「ごっこ遊びをよりやりやすく」というコンセプトとし、建物の外観ではなく部屋の内側に焦点を当てた構造になっています。
  • 1974.

    • ブロックと専用特殊パーツでリアルな建設現場を再現。「建設シリーズ」

      ブロックに人形が付いて、飛躍的に遊びの可能性が広がった中登場したのが建設シリーズです。このシリーズのいちばんの特徴はブルドーザーのブレードやクレーンのアームなど、専用に作られた様々な特殊パーツです。当時は今ほどたくさんの種類のブロックは無く、他パーツでの代用が難しかったため数多くのリアルな建設車パーツが開発されました。
  • 1975.

    • ブロックと組替えできる新しいスタイルの人形が登場

      1975年には早くも新しい人形が登場しました。通称“メイツ人形”と呼ばれるこの人形は、胴体が通常のブロックを使用しており、間にブロックを追加する事ができました。胴体を無限に伸ばせるので、極端に胴体の長い人形や、間に何かはさんでちょっと変わった人形を作ったりする事もできました。肘や膝の関節も可動するこの商品は、今まで登場しているダイヤブロックの人形としては最大の大きさです。その後商品に付属する人形は手足をデフォルメしたシンプルなものに変更され、現在の人形になるまでしばらくは単純な形の人形となります。
  • 1976.

    • おこづかいで買える価格が大ヒット!「マスコットシリーズ」

      ダイヤブロックを一気に手軽な存在にしたのがこのマスコットシリーズです。価格も¥180~というとてもお求めやすい設定で、おこづかいで買えるブロックとしてヒットしました。ラインナップはタンクローリーやパトカー、消防車などのマスコットカーシリーズや、セスナ、ジェット機、機関車などの乗り物シリーズ、ハウスシリーズなど多岐に渡りました。このシリーズは40種類近く発売されました。
  • 1980.

    • 迫力の未来冒険シリーズ・「ダイヤコスモ」「ダイヤマリン」シリーズ

      当時の宇宙ブームを背景に登場した「ダイヤコスモ・シリーズ」と、その翌年、海をテーマに登場した「ダイヤマリン・シリーズ」、どちらも未来の冒険物語をイメージしたシリーズでした。舞台の「未来」感を色濃くするため、このシリーズでは特殊な形のブロックが数多く登場しており、現在でも使われています。代表的な商品としては、「グランベース」「ミサイルランチャー」「エネルギーステーション」「グランコンステレーション」などがありました。
  • 1983.

    • 未来冒険シリーズの新展開「スーパーアドベンチャー」シリーズ

      6年間に渡り展開された、新しいSFシリーズです。このシリーズからは敵組織のマシンなども登場して世界観にさらに深みが出ています。ブロックの色もハードSF路線に合わせてダークグレーやシルバー、ブラック等を多用し、今までないスペース感あふれるイメージに変更されています。代表的な商品としては、「ダブルウィング」「コロニータワー」「アイアンザウルス」「ドラゴンヘッド」などがありました。
  • 1984.

    • 「パステル」シリーズ・「R人形」の登場

      70年代末から80年代前半にかけて使われていたのは手足をデフォルメした簡易的な人形でしたが、パステルシリーズより現在も使われているタイプの人形が登場します。新しい人形は腕や脚の関節まで動き、今までのものよりリアルだったので、“リアル(Real)”の頭文字を取り「R(アール)人形」と呼ばれています。パステルシリーズにはマクドナルドやお城などがあり、これが翌年の「みんなのまちシリーズ」の基本となりました。
  • 1985.

    • あのCMソングでおなじみ!ダイヤブロックのロングヒット「みんなのまち」シリーズ

      ダイヤブロックで最も長く続いた代表的シリーズがこの「みんなのまち」、CMソング「♪~ぶろっく!ぶろっく!ダイヤブロ~ック!~♪」という歌が記憶に残っている方も多いと思います。1985年~1996年まで続いたシリーズで、ケーキショップやテレビスタジオ、ガソリンスタンド、マイホーム、白い教会など、80以上のアイテムが登場 しています。
  • 1986.

    • 音声LSIや通電ブロックを搭載 みんなのまち「消防署」&「アイスパーラー」

      みんなのまちシリーズの一つとして発売された「消防署」と「アイスパーラー」には音声LSIが搭載。ドアの開閉にリンクして「緊急出動~!」「いらっしゃいませ!」などという音声が鳴りました。また電飾が内蔵されたブロックや、電気回路の一部になる通電ブロックなども入って光らせる事も出来ました。
  • 1987.

    • グッドデザイン賞を受賞したみんなのまち「リニアカー」

      リニアカーは、一時停止、警笛、進行方向反転など様々な機能をもったバーコードユニットを、線路上に設置して車両をコントロールする画期的な玩具でした。リニアカー本体の下部にバーコード読み取り装置が組み込まれていて、線路上に置かれたバーコードを認識して動作しました。線路はリニアモーターカーをイメージした高架線で近未来的なテイストでした。この商品はグッドデザイン賞・商品デザイン部門で受賞しました。
  • 1990.

    • 惑星探険隊 vs ドラゴニア帝国が活躍「ガンバリオン」&「バスターカイザー」

      惑星探険隊とドラゴニア帝国の活躍を描いた未来冒険シリーズ。コバルトブルー&ホワイトカラーの惑星探険隊側と、ブラック&レッドカラーのドラゴニア側で明確にイメージを分けたアイテム群が展開されました。シリーズ中の「ガンバリオン」と「バスターカイザー」は変形や合体ができる、ダイヤブロックでは初めてのアニメ的な本格ロボットものでした。
  • 1991.

    • リモートコントロールで操縦「スーパー新幹線RC」

      スーパー新幹線は、当時最新の新幹線だった300系をモデルとしており、赤外線によるリモートコントロールが出来た商品でした。出発、停車、警笛などをコントロールでき、高速走行させる事も出来ました。付属レールのレイアウト違いや、機能違いでいくつかのバリエーションがありました。
  • 1992.

    • 30周年を記念した新しい試み「NEO」シリーズ

      ダイヤブロック発売30周年を記念して発売されたのが「NEO」シリーズです。骨格へ肉付けする新しい組み方や、組み方のヒントを載せた新タイプの説明書など、新しい試みを加えたシリーズでした。車をテーマにした「CAR-1」、家をテーマにした「HOUSE-1」、ロボットをテーマにした「ROBOT-1」と3アイテムありましたが、どれもレッドとホワイトを基調とした、すっきりしたデザインが特長でした。
  • 1993.

    • 「恐竜」シリーズ~「原人王国」シリーズ

      恐竜「ステゴザウルス」と「ブラキオサウルス」は、電動で歩いたり吠えたりする事ができるユニットが入った商品でした。その流れの原始時代のイメージで作られたのが「原人王国シリーズ」でした。骨の形のブロックや、丸太形のブロックが入っていて、今までにはない表現ができました。さらに恐竜シリーズの第3弾、「ティラノサウルス」が原人王国シリーズのなかから発売されました。
  • 1995.

    • 電動二足歩行ユニットを搭載「未来パトロール」シリーズ

      未来パトロールシリーズ「パトロギア」と「サイバーギャング」はアクションユニットを使い、ブロックとしては初めて電動で二足歩行を可能にした商品でした。2足歩行は今の技術と比べると不完全ではありましたが、自分で作ったロボットを有線リモコンでコントロール出来る画期的なものでした。上半身は分離し飛行形態に変形出来るギミックもありました。
  • 1998.

    • 「つくろう!!ブロック探検隊」シリーズ発売

      子ども達の生活の憧れをテーマにした「つくろう!!ブロック探険隊シリーズ」。でんしゃ・はたらく自動車・おうち・どうぶつ等をテーマに展開されました。シリーズ当初のアイテムには連結出来る大型のプレイマップが付属しており、街のイラスト地図の上で遊ぶことが出来ました。
  • 2000.

    • ゲームにもなった「ダイヤドロイド」シリーズ

      ブロックで作るアニメ的なロボットの完成型の一つが「ダイヤドロイド」シリーズです。ブロックだけでも完全変形できるロボットを作れる、パズル的な組立のヒントがたくさん入ったシリーズでした。飛行機、獣、戦車、車、新幹線、魚、鳥などの形からそれぞれ人型のロボットに組替える事なく、劇的に変化するのが特長でした。「ダイヤドロイド」はゲームボーイアドバンスのゲームにもなりました。
    • 大人も子供も楽しめる「ダイヤブロック・グッズ」シリーズ

      いままでの商品とちょっと違う展開なのがこの「ダイヤブロック・グッズ」シリーズ。ダイヤブロックを使ったり、テーマにしたブロック雑貨たちです。ブロックの人形を使った携帯ストラップ、ファスナーマスコットやCDケース、フォトスタンドなどの小物、変わったところではお守りのストラップ…なんてものありました。
  • 2002.

    • 40周年を記念して復刻「ダイヤアドベンチャー」シリーズ

      40周年を記念して出された、未来冒険シリーズの復刻版。グランベース、ダブルウィング、ミサイルランチャーとかつての商品デザインをリファインして再登場しました。このシリーズではジョイントブロックを使い、各マシンを様々な組み合わせで分離合体する事ができました。また説明書には掲載されてない秘密の変形機能もありました。
  • 2005.

    • ブロック探険隊の中の異色の商品として登場した「ブロックインセクト」

      ブロックならではの“進化論”「ドリームビルダー・ブロックインセクト」
      ”インセクト“とは英語で”昆虫“という意味で、様々な昆虫を作る事ができるセットでした。大型のネプチューンオオカブトやカマキリ、トンボ、セミ、テントウムシなどあらゆる昆虫を作れるセットで、さらにブロックを追加すればそれぞれの昆虫のカスタマイズを行える、ブロックならではの“進化論”を展開できる昆虫セットでした。
    • 全長70cmの大型セット「メカビルダー・戦艦大和」

      大人でも楽しめるちょっと異色の大型セット、「メカビルダー」シリーズの第1弾として登場したのが「戦艦大和」です。ブロック数900個を超す大型のセットで、大人でも作るのに時間のかかるボリュームです。完成すると全長70cmにもなる大型のモデルで、戦艦の細かい部分まで再現されておりました。インターネットで限定販売で1000個のみが作られました。
  • 2007.

    • 「みんなのまち」シリーズ発売

      人気シリーズ「みんなのまち」が現代版になって復活。はたらく車、たのしいおうち、交番など、まちの風景シリーズがR人形とセットになって登場しました。
  • 2008.

    • 「バラエティ500」

      ブロック遊びの入門から上級者まで幅広く遊べる基本のダイヤブロックが500ピース入ったセット。単純なブロックから窓や車輪などの特殊ブロックまで、たっぷり500個入り。遊びがひろがるR人形2体付きで、簡単な作品から本格的な作品まで、幅広いブロック遊びが楽しめます。
  • 2016.

    • BASIC 350

      基本パーツが350個入ったギフト向けのセット。ダイヤブロック基本シリーズをリニューアルし、ロゴが刷新されてスタイリッシュなパッケージデザインに変わりました。基本部品の他にも、タイヤパーツや、窓、ドア、プレートなどの部品もたっぷり入っています。
    • BASIC 250

      基本パーツが250個入った収納容器付きのセットです。
    • BASIC 100

      基本パーツが100ピースと組み方作品例の入ったお買い求め安い価格帯のセットです。
    • BASIC 50

      基本パーツが50ピースと組み方作品例の入ったお買い求め安い価格帯のセットです。
  • 2018.

    • ブロック&パズル はたらく車

      平面パズルが立体に変身!!知育ブロック玩具のダイヤブロックに、2wayで遊べる新シリーズが登場!!パトカー、消防車、救急車の緊急車両が3点入ったセットです。
  • 2023.

    • OKOMEIRO®(オコメイロ)

      人と環境にやさしい、お米から生まれた新しいダイヤブロック「OKOMEIRO®(オコメイロ)」誕生!!
      「OKOMEIRO®」S・M・Lの3種類が発売されました。
      「ダイヤブロック OKOMEIRO L」は、一般社団法人日本玩具協会が主催する「日本おもちゃ大賞2022」のベーシック・トイ部門において優秀賞を受賞しました。

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